TKYTEL COMMENT 40 東京広域電話網 はくさい局 2026-09-30 インシデント・レポート 〜疎通確認に使用するサーバの選定の重要性について〜 主題の件、とても大事なため、以下に記す。 1. 事象 複数回に渡り、はくさい局と管理人が使用する外部回線が、外部と疎通で きなくなった。 短時間で復旧するものもあれば、長時間に渡り復旧しないものもあった。 2. システム構成について はくさい局が搭載されてるネットワーク基盤は、以下構成であった。 - 良質な「NTT-W フレッツ光 ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼」をベースとした、コラボ光回線を使用していた。 - ネットワークルータには一般家庭でも通常使用される、NEC UNIVERGE IX2215を使用していた。 - IPv6についてはネイティブで接続していた。 - IPv4通信については、JPNE社の「v6プラス」を使用して接続していた。 - 外部システムと仮想閉域網で接続しており、「ネットワークモニタ」機能 を用い、外部システム上のサーバへpingで定期的に疎通確認していた。 - 上記に加え、MAP-Eネットワークからの通常接続も、外部サーバ(他社管 理)へネットワークモニタ機能で疎通確認する形としていた。 3.何が起こったか MAP-Eネットワークからの疎通確認において、PING到達不能の形となった。 結果として、「ネットワーク障害」と誤検知が起こった。 また、当時「何故か投入していた」設定により、MAP-E通信へのルートが 誤閉塞された。 4. 各種原因 IX2215のネットワークモニタで、監視間隔などのパラメタは、初期値を用 いていた。結果として、短期間での通信が重なり、攻撃として判断され相手 側から通信が遮断された可能性がある。 また、MAP-Eは、一つのIPv4アドレスを複数人で共有する形となる。その ため、運悪く「同一のIPv4アドレスを使用する人」が、同一のサーバへアク セスした結果、本事象が発生した可能性がある。 そもそも、「ネットワークルートを閉塞させる」というコンフィグを投入 していたのが一番の誤りである。 5. 対策 無用なコンフィグは消し飛ばした。経路を閉塞させること自体が誤りだっ た。 6. 最後に なお、疎通確認に使用していた相手先アドレスは「1.1.1.1」であった。 キエエエエエ!! – 以☆上 –